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管理栄養士の職種


管理栄養士の職種

管理栄養士として活躍できる職場と、その職場ごとに求められる役割を解説する。栄養士と管理栄養士の職務内容について、実際の仕事場での区別は職場ごとに異なる。栄養士と管理栄養士の仕事を分けている職場は、病院や行政関係に多い。例えば、1回に300食以上の集団給食を行う施設では、その場で働く栄養士のうち一人は管理栄養士であることが求められている。

集団給食施設(病院、福祉施設)

福祉施設とは、保育園や老人ホーム、心身障害者施設のこと。集団給食施設での栄養管理および栄養指導は、栄養士と管理栄養士の両方が行う業務。病気療養者の症状に応じた栄養指導や、個人の身体状況、栄養状態に応じた栄養指導などは管理栄養士にのみ認められた仕事である。
適切な栄養管理はどんな治療においても基本であり、栄養状態が悪ければ、効果的な治療を行うことができないということで、NST(栄養サポートチーム)を発足させる病院が増えている。その中で管理栄養士の役割は、担当病棟のモニタリング・症例のアセスメント、栄養評価・喫食状況にもとづいた栄養療法の提言・問題点の抽出、栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防、患者・家族への栄養食事指導・疑問点への回答、栄養療法関連食品の情報提供など。

学校

栄養士は、栄養基準にもとづいた献立作成を行い、調理員を指導したり、一緒に調理を行う。給食記録の作成、栄養価計算、経理処理など事務的な仕事もある。なお、学校教育法の一部改正(2004年5月)により、2005年4月から新制度がスタートした。管理栄養士の資格を保有し、学校栄養職員として3年以上勤務している人は、栄養教諭への移行措置が取られている。栄養教諭は、各学校における指導体制の要として食育推進において重要な役割を担う。学校給食の管理以外にも肥満、偏食、食物アレルギーなどの児童生徒に対する個別指導も行う。

産業給食施設、健康保険組合

企業の社員食堂や食事つきの社員寮などを「産業給食施設」という。栄養士は献立作成や調理指導が中心。企業の健康保険組合で働く場合、2008年4月1日からスタートした「特定健康診査・特定保健指導」にもとづき、健診で生活習慣病および予備群と判定された人に対して、管理栄養士も保健指導にあたる。また、生活習慣病予防のための講習会を開くケースもある。

保健所、保健センター

集団検診や栄養相談、母子栄養指導などが主な仕事。医師や健康運動指導士など、他の専門スタッフと協力して、地域住民の健康に対する意識向上を図るイベント開催も。集団給食施設への指導、栄養調査なども行う。

一般企業および研究機関

大学の研究施設や食品関連企業の研究所などで、調査・研究開発などを行う。中でも、企業の新製品開発に携わる分野は人気があり、注目されている。

教育機関

栄養士・調理師養成施設で講師として教えるには、管理栄養士の資格が必要である。保健・福祉系大学の教員、小中学校や高校の家庭科の先生になるケースも多く見られる。

ドラッグストア

例えば、某ドラッグストアチェーンの約40店舗では栄養士の資格を持つ社員による乳幼児の栄養相談会を開いている。育児に関する母親からの相談を受け付け、食事についてアドバイスしている。

スポーツ栄養分野

スポーツ選手を食事面からサポートするスタッフもいる。フィットネス施設利用者への栄養指導や運動と食事を組み合わせたダイエットプログラムの作成などを行う仕事もある。